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2004.04.26

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」感想(ネタバレあり)

私、この手の、「恋愛モノで、やたら泣けることを宣伝されてる映画」は、だいたい見てもダメな人なので、この映画もまったく見に行くつもりはなかったのですが、知り合いが試写会に当たりまして、監督が行定勲さんということなので、行ってきました。

で、やっぱり私は泣けませんでしたわ~。(;^_^A
いや、周りの女の人はけっこう泣いてましたし、知り合いもうるっときてましたから(特に隣で見てた女の人は途中からずっと泣きっぱなしでした)、私が特殊なんだと思います。(^^;;;
「病室でのシート越しのキス」なんて、絶対泣き所だったと思うんですけど、完全に冷めてましたから、私。(^^;;;
自分でも、「ウォーターボーイズ」で泣いて、どうしてこういうのでは泣けないんだって思いますけど、やっぱりツボらないんですよねぇ。(^^;;;

でも、行定監督は、けっして泣かせる映画を撮ろうと思って、この映画を撮ったわけじゃないような気がします。映画自体はけっこう淡々とした撮り方でしたし、音楽も仰々しいのは全く使ってませんでしたので。
見てるうちに、この映画、何かに似てるなぁと思ったら、岩井俊二監督の「Love Letter」にとっても似てたのでした。
まあ、行定さんは「Love Letter」の助監督だし、プレスシート見たら、この映画のカメラマンさんも「Love Letter」や「花とアリス」のカメラマンさんだったんで、当然といえば当然なんですけど。
ハイ、ソフトフォーカス使いまくりです。(爆)
撮り方だけじゃなくて、「死んじゃった人」がテーマになってるところも似てるし。
で、私、岩井監督の映画って苦手なんですよね。(^^;;;
(なんかベンダースに通じるものがあるな。)
この映画も、柴咲コウちゃんの役の心の動きがどうも納得できなくて。
自分の結婚する人が今もまだ昔の彼女のことをずっと愛し続けていて、その彼女が自分のとても知ってる人だったと知って、ああいう反応になるんだろうかと思っちゃいました。
私、俗物なんで、少しはやるせなさとか嫉妬心を出してくれた方が自然に思えましたね。
行定さんの「GO」は好きだったので、ちょっとだけ期待してたんですけど、お金出して見に行ってたらがっかりしていたかも。

「主役」の若い二人、長澤まさみちゃんと森山未來くんはすごくよかったです。
見終わって、行定さんが本当に撮りたかったのは、大沢たかおさんでも、柴咲コウちゃんでもなく、この若い二人だったんだ~と思いました。(笑)
特に長澤まさみちゃんは、足は長いし、カセットテープから流れる声はいいし、演技はうまいし、もうキラッキラッって感じで、これからものすごい女優さんになるんじゃないでしょうか。
正直言って、舞台挨拶があるっぽいとわかったときに、行定さんか大沢さんかコウちゃんを期待していたので、彼女が出てきたときはがっかりしたのですが、映画終わったときは「生の彼女を見られてよかったわー」と思ったから、現金なもんです。(笑)

楽しかったのは、大沢さんと宮藤官九郎さんの若い頃を演じる二人が、すごく大沢さんと宮藤さんに似ていたことです。(笑)
あと、おそらく行定さんの人脈で、ちょい役でいろんな役者さんが出ていたのも、おもしろかったです。
津田寛治さんは、あのシーンのためだけに、本当に坊主にしちゃったんでしょうか?(^^;;;
80年代後半のAVアイテムが効果的に使われているのも見所ですね。
ウォークマン、ラジカセ、深夜ラジオ。
かかる曲も佐野元春さんの「Someday」に、渡辺美里さんの「きみに会えて」。
(これ2曲とも、去年のEPICソニーの25周年記念イベントライブで見て、懐かしかったです。)
今の高校生は深夜ラジオなんか聞かないんでしょうかね?

ああ、こういう映画で素直に感動できないから、私は嫁に行けないんだな、きっと…(爆)

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Comments

はじめまして、かめむしこと申します。
トラックバックありがとうございます。

私も負け犬予備軍なんですけれども、やっぱりコレは泣けませんでしてた。なんだか悔しくて、もう一個のレビュー「世界の中心で、愛をさけべない」というヒステリックな感想を書いてしまったほど・・・。トホホ。
「Love letter」と似てるとおっしゃってますけど、確かにとても近いですね。でも、「Love letter」は、まだジーンとくるものがありました。しかしだいぶ前に観たので、今観たら、ぜんぜん泣けないのかもしれない・・・。

泣くか、泣かないかというのが踏み絵のようになってるこの映画ですが、ほとんどが泣けた~というレビューばかり。
ゆみこさんの感性に出会えて、ちょっとホッとしました。
また遊びにきますね♪

Posted by: かめむしこ | 2004.05.13 at 01:50

ようこそ、お越しくださいました。(^^)
私も、かめむしこさんが「泣けなかった」という感想を書いてらっしゃったからこそ、トラックバックさせていただいたんですよ。(笑)
こういう映画って、「ちっとも泣けなかった」とは、言いにくい感じがありますよね。(^^;;;
今後ともよろしくお願いいたします~。

Posted by: ゆみこ | 2004.05.14 at 00:49

はじめまして、私の独り言だと聞き流してくれて結構です。

私と同じ、自分の心の感情がわからない人に・・・

この映画は、恋愛映画を普通に映画にしたと言う感じの映画でしたね。(自分で言っててわからなくなりそう(><;))
そのせいではありませんが、私は涙がでませんでした。

最初に、原作の小説とはあからさまに違う感じがしたのは私だけでしょうか?
律子のこの映画での重要さもよくわかりませんでした。(それも私だけ?)でも全部がわからなかった訳ではありません。

ですから、原作とは違う映画と感じて観ていました。

「主役」の若い頃を演じていた、長澤まさみちゃんと森山未來くんはすごくよかったと私も思います。
特に森山未來くんの感情が、顔だけではなくその周りの空気からも伝わりそうなくらいだったのが印象的でした。

だったらなぜ泣かないのか。たぶんそれはこの様な映画は自分には出来ない事、いや出来なかった事だらけだからだと思います。

現実はそんなに甘くもないし、人間としての汚さもあるといえば自分を納得させることができるのですが・・・。

それこそ現実逃避かもしれないとも思えます、朔と亜紀のような相手を思う気持ちに出会っていないのかもしれないし、出会っていてもそう行動できてないのでしょう。
社会的に・・・恥ずかしいし・・・そう思う自分がいるのです、そしてそれが私なんだろうな~。(--)

いつか私はこういう映画で泣ける自分に逢えることがあると信じています。
そのとき本当に人に優しくなれると。

やっぱ、無理かな・・・

Posted by: 飛べない豚は、普通の豚 | 2004.05.25 at 19:18

はじめまして。(^^)

ん~、私は別にこの映画を見て泣けなくても全然OK!だと思いますし、たぶん私は一生この映画では泣かないと思いますけれど。(^^;;;
小説の方は読んでないので、なんとも言えません。
泣く、泣かないというのは、結局、描かれてる誰かに何かに共感できるか、できないかだと思うんですけど、私はこの映画の登場人物誰一人、共感できませんでしたし、これからもそれは変わらないと思います。(^^;;;

みんな、相手を思ってました…か?(^^;;;
私が「亜紀」で本当に朔のことを愛してるなら、自分が死ぬとわかってて、あんな朔の心を縛り付けるような結婚式衣装の写真は絶対に撮らないと思うし、私が朔なら、思い続けてる人がいるのに他の人と結婚しようとは思わないし、私が写真屋のおじさんだったら、高校生が撮った結婚衣装の写真を、片方が死んじゃったのに飾り続けるような残酷なことはしないと思うし、私が律子だったら、テープを渡せなかった過去よりも、自分の結婚する人が本当は他の人を思い続けていたという現実に動揺しまくると思います。(笑)
みんな自分の感情と過去を大切にしていて、誰一人、他人の気持ちを大切にしたり、現在と向き合ってはいないように、私は思いましたけど。(^^;;;

私はこの映画で描かれているものは、「プラトニックな恋」であって、「純愛」とは思っていないんですよね。
亜紀ちゃんは、朔自身を愛していたわけではなくて、もうすぐさよならしなくちゃいけない「今、自分がいる世界」を、朔を通して愛していたようにさえ思うんです。
でも、それを「ひどい」とか「純粋じゃない」とか言う気持ちもないですけれど。
私が亜紀ちゃんのように若くてきれいで何でも持ってる娘だったら、そのくらいの傲慢さはあって当然だし、それを朔への愛だと錯覚してもしょうがないと思うんですよ。(笑)

と、持論をぶちましたけど、別に人それぞれでいいんじゃないでしょうかね。
この映画だけでその人全部が判断できるものではないと思いますし、1本の映画の感想でその人の人格まで判断できたら、逆にコワイと思います。

今日の「ワンダフルライフ」でボロボロ泣いた、ゆみこでした。(笑)

Posted by: ゆみこ | 2004.05.25 at 21:53

こんばんは。
トラックバックを返していただいたのでおじゃましました~。
私が、この映画に入れないところは、死んでいく人間が生き残る人間に「忘れないで」みたいな感じの感情を残していくところです。死んでいく人は、生き残る人を振り回してはいけないと思っているんです。「私のことは忘れて幸せになってね」っていうべきだと思うんですよね。
でも、「忘れないで」って感じの映画が多いんだよなー。

Posted by: Masaya Kijimoto | 2004.05.28 at 00:40

どうも、またまたお邪魔致します。

勘違いされています様ですので、訂正致します。(^^;)
朔と亜紀が相手を思うと書いておりましたのは、「相手を思う=相手を思いやる」ではありません。
どちらかといえば「思う=信じる」の方が近いかもしれません。でもやはり全てではありません。

写真をのこした事も、飾っていた事もすべて一人一人が下した判断であるのはわかります。
だけど・・・亜紀は写真を撮る事が朔への思いだと信じ、朔は一緒に撮ってあげる事が思いだと信じたのではないでしょうか?

解釈はすべての人が違いますので、断言ではありません。私個人はそう思ってなりません。

「プラトニックな恋」、「純愛」それぞれ言葉でしかありません。そこにあるものかどうかは自分でもわからないと思います。
いつかそんな言葉に出会う日がくるのでしょうか、その日が楽しみです。(^^)

我が自己解釈ですので、聞き流してくれて結構です。

Posted by: 飛べない豚は、普通の豚 | 2004.05.28 at 15:43

kijimotoさん、こんにちは!
そうそう、私も、もし亜紀ちゃんが、自分の気持ちを抑えて、朔から離れていこうとしたり、朔に嫌われようとしたなら、たぶん泣いたと思います。
まあ、ここまでいうと、まったく違う映画になってしまうし、逆に映画を作られた方々に失礼になるとは思うんですけど。(^^;;;

Posted by: ゆみこ | 2004.05.29 at 13:02

ゆみこさん、こんばんは。
いや、っていうか、私の映画に対するスタンスとして…っていう感じでの話でして(^^ゞ 原作もまったく読んでませんし、内容も知らない…もちろん映画の内容もまったく知らずに見に行ったものですから。
でも、一本の映画でこれだけいろいろな話題が出て、それが続くっていうのはいいことなんじゃないかなって思います。

Posted by: Masaya Kijimoto | 2004.05.29 at 22:42

初めまして。

私も泣くにはないたんですけど、
「泣く」目的で観に行ったので、

目的達成!!みたいな気分でした、はい。。

一緒に行った男の子は、
もうこりゃグシュグシュ泣いてましたよ。

私もあの映画の主役は高校生役の
二人だと思いました。とっても素敵でしたもんね。

ラストシーンは
「えぇ!砂漠の真中で車故障したのに、
現恋人そっちのけで、昔恋人との思いに
ふけるってありかよっ!!」
って思ってしまいました。

もうすべて覚えてないですけど、
た~くさん突っ込んでいたように思います。

だから私も嫁に行けないんかなぁ・・・

Posted by: sie | 2004.06.02 at 16:01

sieさん、こんにちは!
sieさんは「泣いた」方だから、私のように「お嫁に行けない」部類の方ではないと思いますけど。(笑)
(あ、こんなこと書くと泣かなかった人はお嫁に行けないといってるみたいですが、けっしてそういう意味ではありませんので(^^;;;)

ツッコミどころ満載の映画といえば、「キル・ビル」なんかもそうなんですけど、なぜか「キル・ビル」は許せちゃって、逆におもしろいなぁと思っちゃいますね。
この映画は、真面目な分、腑に落ちないっていうか・・・

でも、泣くも自由、泣かぬも自由。
私のツボにはきませんでしたけど、Kijimotoさんがおっしゃるように、これだけコメントやトラックバックがいただける映画って、単純にすごいなと思います。

Posted by: ゆみこ | 2004.06.03 at 12:41

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